職場の健康がみえる_WEB立ち読み
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●腰痛●その他筋骨格系●強い疲労●作業効率の低下作業管理作業管理の具体的手法立ち作業姿勢の改善座り作業姿勢の改善●中腰,ひねり姿勢のような不自然な姿勢は,疲労を強め作業効率を低下させるだけでなく,腰痛などの筋骨格●そのため,職場巡視や健康教育を通じて,正しい作業姿勢を教育・周知することが重要である.●立ち作業姿勢・座り作業姿勢それぞれの改善の例を次に示す.●いずれの場合においても,作業姿勢を改善するためには,自然に正しい姿勢で149Occupational health : An Illustrated Reference Guide90°).前屈不自然な作業姿勢をとることで身体的負担が増大し,心理的ストレスが増え,生活習慣病の悪化を生じることもあります.改善前足を使って方向転換することにより…➡ひねり姿勢を避ける.作業面の高さの調節により…➡前傾姿勢を避ける.➡膝を伸ばした姿勢にする.視点や手の位置の変更により…➡前傾姿勢を避ける.➡肘の角度を適切にする(約机・椅子の高さの調節により…➡深く腰かけ,背もたれに背を十分に当てる.➡椅子と大腿部の間にゆとりをもたせる(手指が押し入る程度).➡足裏全体が床に接するようにする.長時間同じ姿勢を続けると筋肉に負荷がかかります.休憩時にはストレッチを行い,筋疲労の回復を図ることも大切です.の障害改善後保健師産業医不自然な作業姿勢中腰ひねり姿勢 腰痛などを防ぐ 作業姿勢の管理の重要性●作業姿勢は基本的には立ち姿勢と座り姿勢に分けられる.どちらの場合も,背筋を伸ばした正しい姿勢のときに筋肉への負荷が最も小さくなる.系の障害にもつながる. 具体例で確認 作業姿勢の改善作業できるよう作業空間・作業面のレイアウトを調節することが重要である.

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