病9-4版_立ち読み
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●生殖医療:reproductive medicine ●不妊〔症〕:infertility/sterility ●男性不妊:male sterility ●女性不妊:female sterility ●原発性不妊:primary infertility ●続発性不妊:secondary sterility ●体外受精-胚移植(IVF-ET):■■■■■■■■ fertilization and embryo transfer ●顕微授精:microinsemination ●妊孕性:fertility ●精巣:testis ●精巣上体:epididymis ●精管:deferent duct ●膀胱:urinary bladder ●精囊:seminal gland ●前立腺:prostate ●尿道球腺:Cowper glandAn Illustrated Reference Guide●不妊症とは,夫婦が妊娠を希望し1年以上性生活を行っているにもかかわらず妊娠しない場合をいう.なお,妊娠のために医学的介入が必要な場合は期間を問わない.●現代は結婚年齢が上がっている.高齢になるほど妊娠●また,この晩婚化の傾向は子宮内膜症,子宮筋腫な1年以上妊娠しない●ただし,これらは一般的な傾向であり,年齢だけでなくそれぞれの症例で妊孕性を評価する方法も考えられている〔p.247〕.不妊症の頻度●妊娠の成立が一度もないものを原発性不妊,過去に妊娠の成立があるがその後妊娠の成立がないものを続発性不妊という.流産率 −● : 妊娠率/総ET −● :妊娠率/総治療 −● :生産率/総治療 −● :流産率/総妊娠妊娠率・生産率●現状では最も進んだ治療法である体外受精(顕微授精を含む)-胚移植(IVF-ET)を行っても,高齢になればその成功率は下がってしまう.●この成功率の低下の原因は,卵子数の減少もあるが,●高齢女性不妊症の治療方針決定の際には,年齢という因子を考慮する必要があり,原因の検索や簡便な治療法に時間を費やし,IVF-ETを成功させる機会を逸しないようにしなければならない.230生殖医療参考:Menken J, Trussell J, et al.: Science 1986;233:p.1389不妊症には,男性に原因がある男性不妊,女性に原因がある女性不妊があり,ともにそれを引き起こす要因は多彩である. 1年以上性生活を行っても妊娠しない 不妊症の定義 高齢ほど増える 不妊症の頻度●不妊症の頻度を年齢別にみると,高齢になるほど上昇する.●近年,不妊症の頻度は増加しており,その背景には,晩婚化,挙児 高齢ほど治療に難渋 治療の成功率と年齢●高齢になるほど,不妊症の頻度が増えるだけでなく,しにくく,治療効果も得にくい傾向にある.ど不妊症の原因疾患の増加にも影響を与えている.平均初婚年齢初回妊娠年齢女性年齢妊娠を希望してから1年で80%が妊娠正常希望女性の高齢化がある.治療により生児を得られる可能性が下がってくる.卵子の質の低下にあるとされている〔p.247〕.20-2425-2930-3435-3940-44(歳)50454035302520151050 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 以上日本産科婦人科学会登録・調査小委員会:2015年生殖補助医療データブック.https://plaza.umin.ac.jp/~jsog-art/(2018年8月閲覧)1975年24.7歳25.7歳(%)706050403020100(%)女性の年齢2010年28.8歳29.9歳2016年29.4歳30.7歳(%)1009080706050403020100(歳)監 修苛原 稔不妊症不妊の原因不妊症

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