病6-2版_立ち読み
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●無症候期:asymptomatic stage ●ヒト免疫不全ウイルス(HIV):human immunodefi ciency virus ●回帰発症:recurrent infection●帯状疱疹後神経痛:postherpetic neuralgia ●Bell麻痺:Bell's palsy●帯状疱疹の治療には,VZVの活動を抑制するため,アシクロビルやバラシクロビルなど●帯状疱疹後神経痛などの合併症を予防するため,抗ヘルペスウイルス薬の投与はできる●その他に疼痛への対症療法として,急性期にはアセトアミノフェンなど,帯状疱疹後神●神経支配領域に沿って片側性に帯状の小水疱の集簇がみられる.●発疹は体幹や顔面に現れることが多い.●発疹は水痘同様に浮腫性紅斑から水疱,痂皮へと変化し,2〜3週程度で治癒する.ウイルス感染症●神経ブロック など●抗ヘルペスウイルス薬●三環系抗うつ薬●ノイロトロピン® など●顔面神経の膝神経節に潜伏感染していたVZVが再活性化し,神経炎が生じる.●プレガバリン ●オピオイド ヘルペスウイルス感染症●顔面神経や,その近くを走行する内耳神経の障害により,以下の三徴をきたす.■顔面筋の神経麻痺■外耳道・耳介の疱疹■内耳障害(感音性難聴,めまい)●治療には抗ヘルペスウイルス薬,ステロ297An Illustrated Reference Guide写真提供:床枝 康伸 VZVの回帰発症 皮膚所見●神経支配領域に沿って片側性に帯状の 通常の鎮痛薬は無効 治療 顔面神経麻痺をきたす Ramsay Hunt症候群●Ramsay Hunt症候群とは,顔面神経でのVZVの再活性化により生じる,顔面神経麻痺を主徴とする症候群である.●比較的予後不良で後遺症が残りやすいため,同じく顔面神経麻痺が起こる予後良好なBベルell麻痺〔p.294〕との早期鑑別および早期治療が重要である.発疹を生じる.イドの内服が有効である.の抗ヘルペスウイルス薬を用いる.だけ早期から開始する.経痛にはプレガバリンなどを用いる.■アシクロビル ■バラシクロビル■ファムシクロビル ■アメナメビル急性期の疼痛治療●アセトアミノフェン ●NSAIDs●ステロイド 帯状疱疹後神経痛治療通常の疼痛は組織の傷害を神経が受容して起こるのに対し,帯状疱疹後神経痛は神経そのものが傷害されて起こるため,通常の鎮痛薬は無効となります.医師再活性化膝神経節患側顔面筋の神経麻痺(額のしわ寄せ・閉眼不能)外耳道・耳介の疱疹内耳障害三徴VZVの活動抑制顔面神経の膝神経節内でのVZV再活性化症状(三徴)の出現健側額のしわ寄せ・閉眼可能
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