血液総論血液総論−,K+など1%7%1%●採血した血液をそのまま放置すると,血液凝固が進行し,●採血した血液に抗凝固薬を加え遠心すると,血漿という液体成分と細胞成分に分離する.さらに細胞成分はbuffy coatと赤血球の層に分かれる.水水水3●アルブミン(Alb):albumin ●凝固因子:coagulation factor ●フィブリノゲン(Fbg):fi brinogen ●フィブリン:fi brin ●血漿蛋白:plasma protein ●電解質:electrolyte ●グロブリン:globulin ●グルコース/ブドウ糖:glucose ●アミノ酸:amino acid ●脂質:lipid ●ビタミン:vitamin ●老廃物:waste products ●ホルモン:hormone ●ヘモグロビン(Hb):hemoglobin ●血清:serum ●血餅:clot99%以上フィブリノゲン血漿55%血球45%1%未満血液が赤く見えるのは,細胞成分のほとんどを占める赤血球の中にあるヘモグロビン〔p.35〕が赤色をしているためです.採血した血液91%:Na+,Cl−,HCO3:凝固因子,アルブミン,グロブリンなどビタミン,老廃物,ホルモンなどNa+Cl−血漿電解質血漿蛋白その他:グルコース,アミノ酸,脂質,そのまま放置血漿からフィブリノゲンが除かれたもの血清フィブリノゲンが活性化してできたフィブリン〔p.252〕と,血球が固まったもの血餅血餅という固形成分と血清という液体成分に分離する.Na+Cl−An Illustrated Reference Guide+αもっとわかる 細胞成分と液体成分 血球と血漿●血球は,全血液量の約45%を占める血液の細胞成分であり,血球には赤血球や白血球,血小板がある.●血漿は,全血液量の約55%を占める血液の液体成分であり,淡黄色・透明である.●血漿の成分はほとんどが水である.その他,アルブミンや凝固因子(フィブリノゲンなど)といった血漿蛋白〔p.4〕をはじめ, 血漿と血清の違い 血液の分離●血液から細胞成分を除いたものを血漿,細胞成分とフィブリノゲンを除いたものを血清という.●血液検査の際,血漿と血清では検査時間や測定値に違いがあるため,目的によって使い分ける.電解質,糖質,脂質など様々なものが含まれている.血球赤血球白血球血小板ヘモグロビン抗凝固薬を加え遠心した場合フィブリノゲン〔p.249〕を含んだ液体成分血漿血球バフィーbuffyコートcoat白血球+血小板が含まれる赤血球比重が大きいため最下層に集まる
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