●換気血流〔比〕不均等:ventilation perfusion inequality/ventilation perfusion mismatch ●肺胞気酸素分圧(PAO2):partial pressure of alveolar oxygen ●動脈血酸素分圧(PaO2):partial pressure of arterial oxygen ●肺胞気-動脈血酸素分圧較差(A-aDO2):alveolar arterial oxygen gradient ●低酸素血〔症〕:hypoxemia ●低酸素性肺血管攣縮/低酸素性肺血管収縮(HPV):hypoxic pulmonary vasoconstriction・VA・Q・Q・Q・VAA/QAよりQ●V●このように,正常であってもわずかに換気血流比不A/QA/QA/Q●様々な肺疾患における病変部位では換気や血流が障害され,V●肺全体では換気量と血流量の総量は変化しないため,正常部位のV●このため,肺全体にVA-aDO2が0・VA・Q・VA全身・VA・Q・Q⬆).・VA➡のため,ガス交換されない余分な血・VA➡とつり流が生じる(合わない).●しかし,●病変部位で少なくなった分,正常部位での血流量が増える(・Q⬇のため交換量が不十分になる.・Q=0)場合は,肺胞死腔〔p.25〕になる.・VA・Q●ガス交換は十分だが●血流が全くない(・VA・Q・VA⬆).・Q➡のため,ガス交換されない余分な換気が生じる**.全身●病変部位で少なくなった分,正常部位での換気量が増える(●しかし,・VA=0)場合は,シャント〔p.24〕になる.・VA・Q*肺全体としてPAO2は➡.●・VA⬇のため,肺胞気中のO2が量的に不足し,ガス交換(酸素化)が不・Q➡とつ十分になる**(り合わない).●換気が全くない(・VA➡・Q⬆・Qが低下・VA➡・Q⬇・VA⬆・Q➡・VAが低下・VA⬇・Q➡呼吸生理4444⬆⬇44444444>>⬇⬆⬆⬇An Illustrated Reference Guide解剖と生理+αもっとわかる れんしゅくPAO2= PaO2PAO2➡PaO2⬇肺尖部・VA・Q肺底部・VA・Q正常部位 生理的な不均等が生じる 実際の換気血流比 肺疾患で低酸素血症をきたす要因 換気血流比不均等の方が肺尖部と肺底部の差が大きいため〔前は,肺尖部で大きく,肺底部で小さくなる(生理的な換気血流比不均等).均等が生じているが,肺疾患による換気血流比不均等〔次頁〕に比べれば度合いは小さく,低酸素血症に陥るほどではない.A/Qの不均等が分布し(換気血流比不均等),ガ項〕,V**低酸素性肺血管攣縮〔p.30〕が生じると,常をきたす.は病変部位と逆の方向に変化し,病変部位と正常部位のVさらに広がる.ス交換の効率が悪くなり,低酸素血症(PaO2の低下)が引き起こされる.の差がに異29生理的な換気血流比不均等理想肺胞気でのガス交換肺全体で均等拡散障害(−)シャント (−)病変部位で病変部位換気血流比不均等➡低酸素血症(PaO2⬇)正常部位PAO2➡*PaO2⬇ 実際には起こりませんが,全てのガス交換単位において,換気血流比が均等となるような肺胞気ガス組成を理想肺胞気といいます. さらに,拡散障害〔p.24〕やシャント〔p.24〕がなければ,PAO2=PaO2(A-aDO2〔p.30〕が0)となるような最も効率の良い理想的なガス交換が行われます. しかし,実際のガス交換では,正常であっても生理的な換気血流比不均等や解剖学的シャントが存在しているので,PAO2>PaO2(A-aDO2開大あり)となります.病変部位で病変部位換気血流比不均等➡低酸素血症(PaO2⬇)不均等を是正する方向に働く.
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