●慢性閉塞性肺疾患(COPD):chronic obstructive pulmonary disease ●経皮的酸素飽和度(SpO2):percutaneous oxygen saturation ●肥満指数(BMI):body mass index ●運動療法:exercise training ●コンディショニング:conditioning ●栄養障害:malnutrition/nutritional disturbance●呼吸リハビリテーションでは,患者の状況や疾患,重症度,患者本人や家族のニーズ●全身持久力・筋力トレーニング〔p.360〕をプログラムの軸として,コンディショニング●セルフマネジメント教育〔p.361〕は,運動療法と並行して行う.●栄養障害や体重減少がある場合には,栄養療法〔p.361〕を行う.●心理的サポートや社会資源の活用なども,在宅を含めたリハビリテーションを支えるた●呼吸リハビリテーションの効果は一時的なも●特に身体活動量の維持が最も重要であり,そ●身体活動量の自己管理のために,歩数計(万●呼吸リハビリテーションでは,初めに適応の判断と初●初期評価では,目標の設定やプログラムの立案,問●COPD〔p.214〕などの慢性呼吸器疾患は中高年に好発す低負荷応用基礎コンディショニング●離床ができるまではコンディショニングを主として行い,手術部位に負担をかけない範囲で全身持久力・筋力トレーニングを実施する.●臥床による筋力低下が起こるため,コンディショニングを主として行い,ADLトレーニングにつなげる.●身体機能の低下が激しい重症例ではコンディショニングを主として行い,徐々に全身持久力・筋力トレーニングへと展開していく.●スパイロメトリー〔p.58〕●心電図●フィジカルアセスメント ●胸部X線検査 ●経皮的酸素飽和度(SpO2) ●身体活動量(歩数計)●フィールド歩数試験(6分間歩行試験,シャトルウォーキング)●呼吸困難●握力●栄養評価(BMIなど)呼吸リハビリテーション357 患者の状態を把握する 適応の判断と初期評価 患者ごとに作成する プログラム構成 日常生活で身体活動量を維持する 呼吸リハビリテーションの継続〔p.358〕とADLトレーニング〔p.360〕を適切に組み合わせて実施する.日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 2018;27(2):95-114より改変軽症コンディショニング重症1セッションなど,様々な情報をふまえて,患者ごとに適したプログラムを作成する必要がある.めに重要である.期評価を行う.題点の特定のため,問診,身体所見,呼吸機能や運動機能などの検査が行われる.るため,呼吸リハビリテーションの実施や効果に影響する合併症に注意する.のであり,その継続が重要である.のための患者教育および日常生活でも継続できるプログラムづくりが大切なポイントとなる.歩計)などを用いた方法が簡便で有効である.急性期・回復期スポーツ適応身体活動量は再入院リスクや予後とも相関することがわかってきています.そのため病院でだけではなく,日常生活の中でも楽しく運動する習慣をつけてもらうことが大切です.1セッション軽症ADLトレーニング全身持久力・筋力トレーニング(低負荷)重症1セッション軽症高負荷ADLトレーニング全身持久力・筋力トレーニング中等症重症1セッション1セッション全身持久力・筋力トレーニングADLトレーニングコンディショニング1セッションAn Illustrated Reference Guide呼吸管理とその他の治療+αもっとわかる これらに加え,患者さんのADL〔p.356W〕を評価することが,患者さんそれぞれのプログラムを立案するうえで,とても重要になります.医師運動療法開始時のプログラム構成維持期❶症状のある呼吸器疾患または呼吸器関連疾患をもつ❷機能制限がある❸標準的治療が行われている❹禁忌となるような合併症や併存症などがない必須の評価など周術期・術後回復期森林浴
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