●肺腫瘍：lung tumor／pulmonary neoplasm ●癌〔関連〕遺伝子／腫瘍遺伝子：oncogene ●癌抑制遺伝子：tumor-suppressor gene ●原発性肺腫瘍：primary lung tumor ●転移性：metastatic ●肺癌：lung cancer／lung carcinoma ●肉腫：sarcoma ●扁平上皮癌：squamous cell carcinoma／epidermoid carcinoma ●腺癌：adenocarcinoma ●大細胞癌：large cell carcinoma ●神経内分泌腫瘍（NET）：neuroendocrine tumor ●カルチノイド腫瘍：carcinoid tumor 悪性良性1胃肺肝膵胆胃肝肺膵胆An Illustrated Reference Guide+αもっとわかる 肺腫瘍位:胃（2023年）位:乳房 5位:膵 4位:肺 3位:大腸 2＊異なる集団間で比較できるよう，年齢構成を調整した死亡率のこと．位:肝（2023年）位:膵 5位:胃 4位:大腸 3位:肺 2●組織型で分類したものを予後や治療方針●肺癌の年齢調整死亡率は，1955年に比べ，男女ともに約6倍（2023年）●良性の原発性肺腫瘍として，肺過誤腫●呼吸器系の腫瘍には，他に縦隔腫瘍〔p.320〕●肺癌の死亡率は男性の方が高い．●肺腫瘍は，原発巣によって原発性肺腫瘍と転移性肺腫瘍に分けられる．●原発性肺腫瘍のうち悪性のものを原発性肺癌とよび，ほとんどが上皮性の悪性腫瘍である．11955昭和3011955昭和30年齢調整死亡率（人口10万対）年齢調整死亡率（人口10万対）232肺腫瘍注：1）大腸は，結腸と直腸S状結腸移行部および直腸を示す．ただし，1965年までは直腸肛門部を含む．2）結腸は，大腸の再掲である．3）肝は，肝および肝内胆管を示す．4）年齢調整死亡率の基準人口は「平成27年モデル人口」である．食道'1527'23（年）令和5資料：厚生労働省：令和5年人口動態統計 悪性腫瘍は組織型が重要 肺腫瘍の分類 悪性腫瘍の中で死亡率が高い 肺癌の統計〔p.252〕やリンパ脈管筋腫症（LAM）〔p.342〕全悪性新生物600100結腸食道10'6540'7550'8560'90平成2'957の違いから非小細胞肺癌，小細胞肺癌，その他の腫瘍に分けて扱う．などがある．や胸膜腫瘍（胸膜中皮腫〔p.314〕など）がある．に増加し，近年は横ばい傾向にある．原発巣による分類原発性肺腫瘍転移性肺腫瘍〔p.265〕部位別にみた悪性新生物（悪性腫瘍） の年齢調整死亡率＊の推移男性1悪性／良性による分類扁平上皮癌〔p.255〕上皮性の悪性腫瘍非上皮性の悪性腫瘍（肉腫，リンパ腫など）など大細胞癌〔p.241〕神経内分泌腫瘍〔p.264〕※他に，腺扁平上皮癌〔p.255〕などがある．女性組織型（病理所見）による分類角化型 非角化型類基底細胞型 など浸潤性腺癌●置換型 ●腺房型●乳頭型 ●充実型●微小乳頭型腺癌〔p.258〕微少浸潤性腺癌 上皮内腺癌 など小細胞癌大細胞神経内分泌癌 定型カルチノイド 異型カルチノイド臨床（治療）上の分類非小細胞肺癌〔p.253〕小細胞肺癌〔p.261〕その他など600大腸100白血病10'0517'1527'23（年）令和5全悪性新生物結腸子宮大腸乳房白血病'6540'7550'8560'90平成2'957'0517監 修滝口 裕一肺腫瘍の概要肺腫瘍総論
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