病4-3版_web立ち読み_181106
10/24

1〜6μm●細胞壁が脂肪分に富むため,グラム染色では染●細胞内寄生菌〔p.138〕であり,細胞内で増殖する. ●吸気とともに結核菌を吸入し,●発症者の咳嗽のしぶき(飛沫)とと●粟粒結核〔p.113〕●リンパ管から静脈角経由で血流に乗り全身に広がる.●頸部リンパ節結核●結核性胸膜炎〔p.112〕*●肺内のリンパ節から全身のリンパ*胸膜に近い部位ではリンパ液は胸膜方向に流れる.このため,胸膜近くに存在する病巣ではリンパ行性に胸膜に転移し,結核性胸膜炎を引き起こす.●肺結核●気道を経由して肺内に広がる.●結核菌:■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ●抗酸菌:acid fast bacillus ●細胞内寄生菌:intracellular parasite ●空気感染:aerial infection ●飛沫核感染:droplet nuclei infection ●肺結核〔症〕:pulmonary tuberculosis ●リンパ節結核:lymph node tuberculosis ●結核性胸膜炎:tuberculous pleurisy ●粟粒結核〔症〕:miliary tuberculosis●結核の感染様式は,主に飛沫核によるヒトからヒトへの空気感染である.●飛沫核になると,数分から1時間ほど空中を浮遊する.●狭い空間で8時間以上同室すると感染リスクが高まる.ゴホゴホ●結核菌の進展様式には,経気道性(管内性)進展,リンパ行性進展,血行性進展の3つの経路があり,これらにより結核菌は肺内から全身に広がる.●肺以外の結核病変を肺外結核という〔p.112〕.●空気中で結核菌周囲の水分が蒸発し,●このとき結核菌(飛沫核)は,水分に包まれている.0.3〜0.5μm12μm250μm飛沫水分結核菌(飛沫核)結核菌のみで空中を浮遊する.節に広がる.104An Illustrated Reference Guide 一度染まると脱色されにくい 結核菌の特徴●結核菌(■マイコバクテリウム■■■■■■■■■■■)は抗酸菌属に属する長さ1〜6μm,幅0.3〜0.5μmの偏性好気性桿菌である. 主に空気感染による 感染様式 全身に広がる3つのルート 結核菌の進展様式■■■■■■■■■■■■■■ツベルクローシスまらない.●Zチールiehl-Nネールゼンにより脱色されにくくなる(抗酸菌〔p.102〕).eelsen染色などで一度染色されると,酸もに結核菌が排出される.進展様式経気道性(管内性)進展概念代表例結核菌の大きさの比較結核菌好中球(白血球)蒸発リンパ行性進展肺胞定着結核菌が肺胞領域近くに定着すると,感染が成立する.血行性進展リンパ管(胸管)全身へ静脈角〔p.106〕

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る