病3-5版_web立ち読み用
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●コレステロールそのもの.●コレステロールの水酸基に脂肪酸が結合したもの.P△×△●グリセロールにリン酸基と脂肪酸が結合したもの**.●グリセロールに脂肪酸が3つ結合したもの.×*○*脂肪酸は単独では水に溶けにくいが,水溶性の蛋白質であるアルブミンと結合することで水に溶けやすくなる.**スフィンゴミエリンなどグリセロールを含まないリン脂質も存在する.●脂肪酸は細胞内のミトコンドリアでβ酸化〔p.2〕され,エネルギーを産生する.●リン脂質はリン酸基を含み,遊離コレステロールは水酸基を含むことで極性をもつため,ある程度水に溶ける.●脂肪酸が遊離したもの(血漿中ではアルブミンと結合).●脂質は生体構造やエネルギー代謝などにおいて生命維持に必要不可欠な役割を果たしている.●生体内に存在する主な脂質を次に示す.●ステロイド骨格*をもつホルモン(副腎皮質ホルモンや性ホルモンなど)の基本骨格となる〔p.278〕.●リン脂質と同様に,生体膜の一部として利用される.●他の脂質とともに皮膚の角質層に沈着し,化学物質から皮膚を守ったり,水分の過剰な蒸発を防いだりする.*ステロイド骨格の構造はp.278を参照.●乳化作用,ミセル形成作用により脂肪の吸収を助ける.●脂質:lipid ●遊離脂肪酸(FFA):free fatty acid ●トリグリセライド(TG):triglyceride ●リン脂質:phospholipid ●コレステロールエステル(CE):cholesteryl ester ●遊離コレステロール(FC):free cholesterol ●コレステロール(Chol):cholesterolグリセロールグリセロール遊離脂質遊離脂肪酸構造水への溶けやすさ(極性)細胞生体膜リン脂質リン酸基(極性)脂肪酸残基(非極性)合成コレステロールリン脂質エステル(極性)(非極性)コレステロールステロイド骨格ステロイド骨格ステロイド骨格ステロイド骨格AlbOHOH 生体膜,ステロイドホルモン,胆汁酸など コレステロールの役割●コレステロールは主に肝臓で合成される他,食事から摂取され,体内では次のような重要な役割を果たしている.An Illustrated Reference GuideOH98横手 幸太郎コレステロール実は重要なんだよ結合遊離遊離コレステロール(極性)ステロイドホルモンの前駆体皮膚の保護脂肪酸エネルギーのもとになるよ!合成トリグリセライド(中性脂肪)(非極性)生体膜の構成成分実は重要なんだよ胆汁酸の原料 生命維持に不可欠 脂質の種類と役割 生体膜の構成成分 リン脂質の役割●リン脂質はリン酸基を含むため極性をもつ.そのため安定した生体膜を形成することができる.監修脂質代謝異常脂質代謝総論
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