病1-6版_web立読み
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●萎縮性胃炎:atrophic gastritis ●退色:discolor ●血管透見像:visible vascular pattern ●腸上皮化生:intestinal metaplasia ●分化型胃癌:differentiated gastric cancer ●粘膜上皮:epithelium ●胃腺:gastric gland ●炎症細胞浸潤:inflammatory cell infiltration ●杯細胞:goblet cell ●RAC:regular arrangement of collecting venules●萎縮性胃炎はH. pylori感染胃炎の大半で認められ,胃粘膜が薄くなることにより粘膜退色や血●萎縮性胃炎は進展すると腸上皮化生〔p.103〕を伴うようになり,分化型胃癌〔p.125〕の発生母地となる.内視鏡像●内視鏡的に,遠景では無数の点,近景ではヒトデ状の血管模様として認められ,これらが胃全体に観察される場合にH. pylori非感染の正常胃と判断する.●胃粘膜が薄くなることにより,赤みが退色し粘膜下の血●正常の胃粘膜では,全体的に赤みのある粘膜と幅の●粘膜上皮や胃腺の萎縮により,胃粘膜の厚みが薄くなる.●正常の胃粘膜には十分な厚みがある.模式図●粘膜上皮に白く円形に抜ける杯細胞(→)を認める.●正常な胃粘膜では,ヒトデ状の血管模様が認められる.●H. pylori感染胃炎ではRACが消失する.胃角部の内視鏡像(正常)102 胃粘膜が薄くなる萎縮性胃炎正常胃の内視鏡所見RAC●RACは,正常な胃粘膜で認められる集合細静脈が規則的に配管透見像を呈する.また,既感染(除菌後)でもみられることもある.狭い皺襞が認められる.粘膜上皮胃腺粘膜筋板粘膜下層固有筋層漿膜列する像である.しゅうへき管が透見されるようになる.粘膜上皮胃腺粘膜筋板粘膜下層固有筋層漿膜正常未感染未感染胃腺の萎縮や炎症細胞浸潤がみられる萎縮性胃炎の病理組織像●萎縮性胃炎の病理組織像では,萎縮した胃腺や粘膜全層における炎症細胞浸潤が特徴的である.●進行すると杯細胞を含む腸上皮化生がみられるようになるが,その場合H. pylori自体は生息できず観察されなくなる.現感染病理組織像萎縮性胃炎現感染既感染粘膜上皮炎症細胞浸潤幽門腺の萎縮

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