病1-6版_web立読み
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●内視鏡的逆行性膵胆管造影法(ERCP):endoscopic retrograde cholangiopancreatography ●内視鏡的乳頭〔括約筋〕切開術(ES〔T〕):endoscopic sphincterotomy ●内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD):endoscopic papillary balloon dilatation ●内視鏡的胆道ドレナージ(EBD):endoscopic biliary drainage ●超音波内視鏡(EUS):endoscopic ultrasonography ●超音波内視鏡下穿刺吸引〔生検〕法(EUS-FNA):EUS-guided fi ne needle aspiration ●超音波内視鏡下穿刺吸引〔生検〕法(EUS-FNA)は,EUSガイド下にて病変を穿刺し,細胞診や組織診を行う検査法である.●周波数の低い(5,7.5MHz)専用機は,胃や十二指腸内腔から粘膜下腫瘍などの厚みのある病変や,周囲のリンパ節,胆道や膵臓などを観察するのに適する.また,EUSガイド下に穿刺する超音波内視鏡下穿刺吸引〔生検〕法(EUS-FNA)〔次項〕を行うこともできる.●一方,周波数の高い(12,20,30MHz)プローブ型のものは,早期癌の深達度診断など表層を観察することや,ERCP消化器内視鏡総論●正常な胃壁は5層構造が基本で,管腔側から1+2層が粘膜(M),3層が粘膜下層(SM),4層が固有筋層(MP),5層が漿膜下層(SS)および漿膜(S)となっている.●後者の方が周波数が高く画像精度は高いが,超音波の減衰が強くなるため深部の観察には適さないという特徴がある.●周波数の高いプローブを用いると,もう少し多くの層に分かれて見えることもある.消化器内視鏡総論第3層第4層第5層●胆道ドレナージ〔p.389〕●膵囊胞ドレナージ〔p.424〕●腹腔神経叢ブロック (リドカインやエタノールの注入)●膵癌に対する免疫療法 (活性化リンパ球や樹状細胞の注入) など●胃粘膜下腫瘍〔p.116〕や膵癌〔p.438〕などの腫瘤性病変の鑑別診断やリンパ節転移の診断の他,ドレナージや薬剤・免疫細胞の注入など,治療を目的として行われることもある(interventional EUS).●胃粘膜下腫瘍●膵臓の腫瘤性病変●肝臓の腫瘤性病変●骨盤内腫瘍 ●腹腔内リンパ節の腫大●少量の腹水・胸水 など●EUS-FNAで採取した膵癌の組織.構造異型・細胞異型を認める.●胃や十二指腸の中から観察したEUSの画像をガイドにして,そこから膵臓の病変部に針を穿刺し,細胞や組織を吸引する.33An Illustrated Reference GuideEUS壁の層構造がわかる超音波内視鏡(EUS)●EUSとは,内視鏡を挿入して消化管内腔から消化管壁や周辺臓器の超音波断層像を得る検査である.●EUSに使用する機器には,内視鏡先端に超音波振動子が装着された「超音波内視鏡専用機」と,内視鏡の鉗子孔から診断や治療に用いるEUS-FNA挿入して使用する「細径超音波プローブ」がある.正常胃壁構造(12MHz)用内視鏡の鉗子孔から胆管・膵管内に挿入して,病変を観察することに適している.例:膵臓の腫瘤性病変 (膵癌)の診断病変部膵臓胃高エコー高エコー粘膜(M)低エコー低エコー高エコー高エコー粘膜下層(SM)低エコー低エコー固有筋層(MP)高エコー高エコー写真提供:岡崎 博俊診断目的の穿刺第1層第2層EUS像漿膜下層(SS)漿膜(S)治療目的の穿刺病理組織像

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