病1-6版_web立読み
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●(機器としての)内視鏡:endoscope ●(検査・手技としての)内視鏡:endoscopy ●CCD:charged-coupled device ●CMOS:complementary metal oxide semiconductor ●偶発症:complication ●内視鏡的硬化療法(EIS):endoscopic injection sclerotherapy ●内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL):endoscopic variceal ligation ●ポリペクトミー:polypectomy ●内視鏡的粘膜切除術(EMR):endoscopic mucosal resection ●内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD):endoscopic submucosal dissection An Illustrated Reference Guide●内視鏡とは,先端に撮像素子であるCCDやCシーモスMOSの付いた管状の医療機器である.口や鼻,あるいは肛門から挿入し,消化器内部を見ることができる.●先端には鉗子や注射針などを出せる部分があり,内視鏡観察下に様々な処置を行うこと●抗コリン薬(ブチルスコポラミンなど)は,麻痺性イレウス〔p.161〕,前立腺肥大症,閉塞隅角緑内障,心疾患では禁忌のため,代わりにグルカゴンやl-メントール(消化管運動抑制薬)を使用する.●経口腸管洗浄薬は腸管内圧を上昇させ穿孔のリスクがあるため,腸閉塞〔p.152〕や消化管穿孔〔p.112〕,中毒性巨大結腸症〔p.179〕では禁忌である.●カプセル内視鏡には大腸用のものもあり,大腸内視鏡挿入困難例などで用いられる.●観察の方法には,通常光(白色光)の他,EUS〔次項〕,画像強調内視鏡〔p.34〕,拡大内視鏡などがある.●胆管(造影)●膵管(造影)●口●前夜(21時頃)からの絶食●咽頭麻酔(リドカイン)●消泡薬 ●鎮静薬・鎮痛薬●薬剤の副作用●急性膵炎●胆管炎●出血・穿孔●裂創●直腸●回腸末端●結腸 ●肛門●前夜(21時頃)からの絶食●経口腸管洗浄薬●抗コリン薬●鎮静薬・鎮痛薬●内視鏡には様々な種類があり,観察したい部位や目的ごとに使い分ける.●食道●十二指腸●咽頭 ●胃 ●口,鼻 ●前夜(21時頃)からの絶食●咽頭麻酔(リドカイン)●消泡薬 ●鎮静薬・鎮痛薬●薬剤の副作用●出血・穿孔●裂創●誤嚥●抗コリン薬●薬剤の副作用●出血・穿孔●裂創 バルーン内視鏡●薬剤の副作用●急性膵炎●出血・穿孔●裂創 ●誤嚥カプセル内視鏡●滞留 ●気管への誤飲 バルーン内視鏡●止血●ポリペクトミー●EMR●狭窄解除●抗コリン薬●結石除去(ES〔T〕,EPBD)●ドレナージ(EBD,ステント●止血●ポリペクトミー●EMR,ESD●異物除去●狭窄解除●止血●EIS,EVL●ポリペクトミー●EMR,ESD●異物除去●狭窄解除*小腸カプセル内視鏡は,口から飲みこむ〔p.37〕.必要な前処置は通常,前夜からの絶食のみで検査可能.(ERCP用)32消化器内視鏡総論写真提供:オリンパス株式会社 「EVIS LUCERA ELITE 上部消化管汎用ビデオスコープ GIF-H290」消化器の内部をみる内視鏡観察部位により使い分ける内視鏡の種類ができる.内視鏡の構造先端部小腸内視鏡(バルーン内視鏡,小腸カプセル内視鏡*)●空腸●回腸コネクター部(光源装置に接続する)操作部大腸内視鏡対物レンズ送気・送水ノズル照明吸引兼鉗子孔(口)側視型十二指腸内視鏡留置)監修樫田 博史内視鏡検査の様子上部消化管内視鏡主な観察部位挿入部位前処置主な偶発症(合併症)治療への応用消化器内視鏡総論

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