病1-6版_web立読み
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●肝鎌状間膜:falciform ligament ●カントリー線:Cantlie's line ●胆囊:gallbladder ●肝円索:round ligament of liver ●総胆管:common bile duct ●固有肝動脈:proper hepatic artery ●尾状葉:caudate lobe ●門脈:portal vein ●肝門:porta hepatis ●圧痕:impression ●方形葉:quadrate lobe●肝臓は横隔膜に接し,肋骨弓に隠れるように右上腹部に存在する臓器である.重●肝血流量は心拍出量の約25%(1.25L/分)を占める.●腹腔内では,肝臓の大部分が臓側腹膜に覆われるが,後面の一部は腹膜に覆われ●肝臓は解剖学的には肝鎌状間膜で右葉と左葉に分けられるが,機能的にはカント242An Illustrated Reference Guide肝臓総論肝臓とその周囲の解剖と名称肝臓の解剖さは体重の約2.5%である.ていない(無漿膜野).無漿膜野はじかに横隔膜と接している.リー線という下大静脈と胆囊窩を結ぶ線によって分けられる〔p.245〕.肝冠状間膜左葉肝鎌状間膜臍傍静脈肝円索肝円索門脈胃圧痕尾状葉下大静脈靱帯下大静脈カントリー線肝静脈無漿膜野胆囊門脈総胆管※肝門部で門脈,固有肝動脈,総肝管が一緒に出入りする(肝門三つ組).門脈左枝固有肝動脈胆囊動脈監 修監修荒瀬 康司監 修解剖監修松村 讓兒前面右葉横隔膜カントリー線胆囊臓側面結腸圧痕胆囊方形葉十二指腸圧痕腎圧痕●臓側面には隣接臓器による圧痕が生じる.後面静脈管索尾状葉肝円索固有肝動脈肝門部断面図門脈右枝総肝管胆囊管総胆管解剖

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