がんみえ
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●上皮成長因子受容体(EGFR):epidermal growth factor receptor ●ヒト上皮成長因子受容体(HER):human epidermal growth factor receptor ●血管内皮増殖因子(VEGF):vascular endothelial growth factor ●線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR):fibroblast growth factor receptor ●ポリアデノシン5’二リン酸リボースポリメラーゼ(PARP):poly ADP-ribose polymerase●EGFRチロシンキナーゼ阻害薬  ●HER2チロシンキナーゼ阻害薬  ●VEGFRチロシンキナーゼ阻害薬 (多標的阻害薬) ●FLT3阻害薬 ●MET阻害薬 ●BCR-ABL阻害薬 ●TRK阻害薬 ●JAK阻害薬 ●mTOR阻害薬 ●MEK阻害薬 ●分子標的薬は,がんに特異的,あるいは正常細胞に比べて過剰に発現する分子を標的●がんの種類によって標的となる分子は異なり,同じ種類のがんであっても有効な分子標●分子標的薬は,構造と,作用する分子によって次のように分類される.●抗EGFR抗体薬  ●抗HER2抗体薬  ●抗VEGF抗体薬●抗VEGFR2抗体薬●分子標的薬は,特定の分子の機能を阻害するため,その分子を発現するがんにのみ有効である.がんの種類によって有効な薬が異なり,有効な薬が未開発のがんもある.●細胞障害性抗がん薬は,細胞の増殖に一般的に必要なDNA合成や細胞分裂を阻害するため,効果に差はあるが,複数の種類のがんに有効である.●分子標的薬が有効ながんかどうかは,バイオマーカーによって予測する〔p.22〕.●がん細胞の増殖に重要な標的分子(ドライバー遺伝子産物〔p.30〕)であるほど,分子標的薬の効果が高い.●なお,がん細胞自体が発現する分子を標的とするものだけでなく,血管や免疫細胞など周囲組織が発現する分子を標的〔p.144〕●FGFR阻害薬●RET阻害薬●ALK阻害薬 ●BTK阻害薬 ●BRAF阻害薬●CDK4/6阻害薬●抗CD30抗体薬●抗CD52抗体薬●抗CD20抗体薬 ●抗CD33抗体薬 ●抗CCR4抗体薬 標的分子による分類●HDAC阻害薬●PARP阻害薬●DNMT阻害薬 ●プロテアソーム阻害薬●BCL-2阻害薬●抗PD-L1抗体薬●抗PD-1抗体薬 ●抗CTLA-4抗体薬132がんの治療 特定のがんに効く 分子標的薬とは 標的分子で整理 分子標的薬の分類にした薬物である.的薬は異なる場合がある.????抗体薬(高分子型)EGFR(HER1)〔p.138〕HER2〔p.142〕VEGF(血管新生因子)DNA修復機構〔p.38〕〔p.152〕分子標的薬分子標的薬小分子薬(低分子型)佐々木 治一郎監修細胞障害性抗がん薬細胞障害性抗がん薬とするものもある〔p.133〕.その他の細胞膜受容体チロシンキナーゼ(非受容体型)〔p.147〕セリン・スレオニンキナーゼ〔p.150〕細胞表面抗原エピジェネティック修飾〔p.33〕プロテアソーム〔p.156〕アポトーシス経路〔p.156〕免疫チェックポイント〔p.164〕分子標的薬分子標的薬標的分子有効な分子標的薬なし構造による分類など 総論分子標的薬

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