薬4-1版_立ち読み
2/28

Zzz…4薬物-受容体複合体活性化●❷薬物が受容体に結合することで,受容体が構造変化を起こす(受容体の活性化状態が変化する).words & terms効力(potency) 〔p.6〕ある一定の強さの薬効を発揮するために必要な薬物量.通常,効力の強さはEC50〔p.6〕で示す.有効性(effi cacy) 同種脱感受性 〔p.14〕1つの薬物により,同じ作用機序の別の薬物にも起こる脱感受性.受容体数の減少や受容体の結合親和性の減少などによるものが多い.異種脱感受性 〔p.14〕1つの薬物により,異なる作用機序の薬物にも起こる脱感受性.受容体刺激以降の情報伝達系の脱共役によるものが多い.ル 【気管支拡張薬】●プロカテロール塩酸塩水和物:メプチン 【硝酸薬】●ニトログリセリン:ミオコール,ミリスロール,ニトロダームTTS,バソレーターテープ,ミリステープ,ミニトロテープ,メディトランステープ 【BZ系睡眠薬】●トリアゾラム:ハルシオン ●フルラゼパム塩酸塩:ダルメート 【オピオイド系鎮痛薬】●フェンタニル:デュロテップ,ワンデュロ,デュロテップMT ●フェンタニルクエン酸塩:フェントスPharmacology vol.4 : An Illustrated Reference Guide〔p.5〕薬物が受容体に結合したときに起こる反応の大きさ.薬物-受容体複合体の数と薬物の内活性〔p.46〕によって決まる.●●●●●●用量の分類用量の分類用量の分類●●●安全域(治療係数)安全域(治療係数)安全域(治療係数)●●●●●●薬物の安全性薬物の安全性薬物の安全性薬物の安全性薬物の安全性薬物の安全性商品名【中枢性呼吸刺激薬】●無水カフェイン:レスピア 【コリンエステラーゼ阻害薬(ChE阻害薬)】●ガランタミン臭化水素酸塩:レミニー監修田村和広EDEDED505050TDTDTD505050LDLDLDMinimum EssenceMinimum EssenceMinimum EssenceMinimum EssenceMinimum EssenceMinimum Essence薬理作用薬理作用薬理作用●●●用量用量用量---反応曲線反応曲線反応曲線●●●致死量致死量致死量致死量致死量致死量薬物受容体細胞●❶投与された薬物が,受容体付近まで届く.無効量無効量無効量無効量無効量無効量シグナル伝達●❸受容体からシグナル伝達が生じ,薬理作用を示す.標的分子に結合 薬理作用●薬物が生体に及ぼす作用を薬理作用という.●薬物が薬理作用を示すためには,生体内に存在する特定の標的分子〔p.15〕に結合する必要がある.●標的分子の多くは受容体である.一般に,次のように薬物-受容体複合体を形成することで薬理作用を示す.薬の作用様式用量と作用の関係

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る