薬みえ2-2
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α-GIα-GI×DPP-4阻害薬の効果上部小腸α-GIα-GIの効果●作用持続時間が短いため,食事毎に,直前に内服する.●α-GI内服時に低血糖〔p.52〕を起こしたときには,アメなどに含まれる二糖類よりも単糖類(ブドウ糖)を摂取する方がよい.二糖類摂取●腹部膨満●下痢 ●放屁増加●消化器症状は,少量から開始すること,継続して内服することにより軽減される.●腸内ガスの増加は,腸閉塞の原因となりうることに注意する(特に腹部手術,腸閉塞の既往のある患者には慎重投与である).●インスリン分泌能のうち,特に追加分泌が低下し食後高血糖を示す軽症2型糖尿病(日本人に多いパターン)に対して,DPP-4阻害薬とα-GIの併用は良い適応と考えられる.糖・脂質代謝の疾患と薬糖尿病●二糖類が上部小腸に到達するより先に,α-グルコシダーゼが阻害されている必要があるため,食事の直前に内服する.食後内服モグモグPharmacology vol.2 : An Illustrated Reference Guidepeptidase Ⅳ略 語●グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1):glucagon-like peptide-1 ●ジペプチジル・ペプチダーゼⅣ(DPP-4):dipeptidyl-+αもっとわかる37 「消化不良」からくる 副作用●α-GIによる頻度の高い副作用として,浸透圧性の下痢,腹部膨満,放屁増加などの消化器症状がある.これは,大腸に到達する未消化,未吸収の二糖類が増加し,腸内細菌に分解されてガスが発生するためである. GLP-1分泌が増えることによる DPP-4阻害薬との相乗効果●α-GIは,食後の血糖値上昇を穏やかにするだけでなく,下部小腸で分泌されるインクレチン・GLP-1の分泌を増加させる.●このためα-GIとDPP-4阻害薬〔p.26〕の併用は,より効果的に血糖を低下させることができる.腸内細菌ガス上部小腸小腸における糖の吸収食後血糖⬇効 果血糖低下作用⬆エサがいっぱいだぞ!GLP-1分泌GLP-1分泌⬆GLP-1分解GLP-1濃度⬆二糖類低血糖時は単糖類下部小腸上部小腸血糖低下作用⬆通れないよ先回りだ!通れるGLP-1GLP-1分泌⬆DPP-4DPP-4阻害薬GLP-1分解⬇GLP-1濃度⬆⬆遅かったか!もう通ったよ通れないGLP-1DPP-4DPP-4阻害薬効果が低い低血糖からの回復が遅い下部小腸食後血糖⬇血糖低下作用⬆⬆ぷ〜DPP-4阻害薬の効果下部小腸GLP-1DPP-4GLP-1分解⬇GLP-1濃度⬆ 食直前に内服,アメはダメ 服薬時の注意食事の直前に内服食直前内服効果が高い単糖類摂取低血糖からの回復が早い

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