●外因性精神疾患:exogenous psychosis ●内因性精神疾患:endogenous psychosis ●心因性精神疾患:psychogenic psychosis ●遺伝因子:genetic factor ●心理社会的要因: psychosocial factor ●頭部外傷:head trauma ●意識障害:consciousness disturbance/impaired consciousness ●梅毒:syphilis ●進行麻痺:general paresis ●心的外傷後ストレス症(PTSD):posttraumatic stress disorder ●脳血管障害:cerebrovascular disease ●脳腫瘍:brain tumor ●認知症:dementia●現在では,外因性精神疾患という用語はあまり用いられない.●生まれつきのもの(生来性),あるいはライフイベントや環境の変化などの心理社会的要因により生じるもの(心因性).●遺伝因子や胎児期・周産期に生じた障害など,個人のもつ素因(精神疾患へのなりやすさ)が基盤にあると想定されているもの.●素因に心理社会的要因〔p.11〕が加わること●脳に侵襲を及ぼす身体的な原因●原因によってさらに3つに分類さ●適応反応症●注意欠如多動症 ●PTSD●不安症 ●双極症●統合失調症●うつ病 ●頭部外傷による意識障害●梅毒による進行麻痺●この分類の利点は,原因から治療方針を考えやすいことである.しかし,エビデンスを重視する現在では,原因による●脳に作用する物質が原因である●物質関連症(アルコール,薬物)●脳以外の身体疾患が脳に影響して●感染症(梅毒など)●代謝疾患(尿毒症,肝障害など)●内分泌疾患(甲状腺疾患,副甲状●脳(中枢神経系)に生じた病変●脳血管障害(脳梗塞,脳出血)●頭部外傷●脳腫瘍●認知症10 従来の分類 原因による分類●精神疾患の原因には,外因性,内因性,生来性・心因性の3つがあると考えられてきた.●従来この原因に基づいて精神疾患が分類されていた. 脳器質性,症状性,中毒性 外因性精神疾患の分類●外因性精神疾患は,原因となる疾患や物質によって脳器質性(器質性),症状性,中毒性に分類される.●特に脳器質性や症状性の精神疾患は身体的な治療により精神症状の回復が望めるものもあり,必ず鑑別疾患として挙で発症すると考えられている.精神症状をきたしているもの.腺疾患など)外因性精神疾患説明が検査により認められるもの.れる〔次項〕.疾患例分類は妥当性に欠けるという意見が優勢であり,病因論としてはBPSモデル〔p.11〕が使われることが多い.げて見逃さないようにする必要がある.脳器質性(器質性)説明が原因であるもの.主な原因脳器質性,症状性,中毒性の精神疾患では様々な精神症状がみられますが,共通する精神症状は急性の意識障害と慢性の認知機能の障害,ならびにパーソナリティの変化です.これらの症状をみた場合は,特に身体的な原因の存在を疑いましょう〔p.324〕.内因性精神疾患+心理社会的要因症状性生来性・心因性精神疾患中毒性もの.医師精神疾患の原因と分類
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